写真家・尾崎大輔のblog


by daisukeozaki
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悪の規定

仏教本を読みあさっているおり、天台思想と華厳思想で気になる部分がある。天台は性具説、華厳は性起説をとっており、仏の中に悪は存在するのかという点で天台は存在するという立場で逆に華厳は存在しないという立場をとる。天台思想は最澄から始まり日本の仏教の基盤となる思想であるが、その中で悪の存在を認めているところに私は興味を引かれる。もちろんペシミスティックになってしまう危険もある。
宗派などで仏教はかなり違ってくるが(釈迦の原始仏教と鎌倉時代の仏教ではかなり異なっている。)、天台も華厳も違いはあるが、釈迦はこのようにいっていましたという経典がそれぞれ存在し、そのすべてを受け入れる仏教の寛容性は評価すべき点である。キリストの教えですと聖書がいくつもあるようなものだ。

ここで、キリスト教において悪の存在規定が、現代まで論理的に説明されていないような気がする。善なる絶対者である神がなぜ悪をつくったのか?アウグスチヌスも悪は善の欠如であるとしか規定出来ない状態であり、ライプニッツの悪は善への不可欠条件という説から派生し、シェリングは神は単に一つの存在ではなく、一つの生命であるという説において神もまた悪と関係すると説く。ただし、実存の根底である限りはと限定をつけている。

最後の審判において悪を性質をもたない神が悪人を裁けるのであろうか?

絶対者がいる考えとそうでない考えによってかなり違いは出てしまうのは仕方のないことではあるが。
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by daisukeozaki | 2010-07-25 21:01 | Comments(0)

以前の刑務所の話の続き

かなり前に読んだ本で、文庫にもなっているので知っている方も多いと思うが、「心にナイフをしのばせて」という本がある。
ルポタージュの話であるが、1点、被害者側からの視点のみで加害者からの話が全くない所が歯がゆい部分ではあるが、簡単に要約すると

「酒鬼薔薇」事件の起こる26年前、同じような事件が起こった。高校生が被害者となり、首を切り落とされ無惨に殺害された。加害者も同じく高校生で少年院に送致される。事件後、被害者の家族の状況は一変する。妹はリストカットを行うようになり、母親は事件前後の記憶喪失におちいる。父親は一言も事件のことを口にせず、娘や妻の生活をささえていく。一方、加害者の少年は少年院を退院後、弁護士となって社会復帰をしていた。加害syの働く地域では名士の一人に数えられるらしい。弁護士になった後も被害者への慰謝料等は一切支払われていない(被害者側のみからの話)。

犯罪者の厚生という面だけならば、良き例の一つに挙げられるが、この話をそのまま受け取った場合だが、本当にそれでいいのだろうかと考えてしまう。
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by daisukeozaki | 2010-07-05 01:08 | Comments(0)
先日、インドの先住民族ワルリーの絵画の画集と同じくインドのミティラー画の画集を知人の方からお借りした。単純にすごいと思う。エミリー・ウワングレーの絵画を見たときもそうであったが、人間の無意識の部分に触れるような作品に興味がある。

ということで、お世話になっている人たちの展覧会をお知らせします。

「川戸由紀・小林耕平」展
2010年7月20日(火)〜31日(土)
10:30〜18:30 日曜休廊
ギャラリーかれん(http://karen.or.jp/art/artkaren-top.htm)
〒222-0037 横浜市港北区大倉山1丁目11−4
tel/fax 045-543-3577
e-mail:artkaren@muse.ocn.ne.jp

です。川戸さんの作品はホームページなどで見る事は出来ないと思いますが、小林さんの作品は山本現代のartistsのページで見る事ができます(http://www.yamamotogendai.org/japanese/artist/kobayashi.html)。川戸さんには特にお世話になっているので、お時間のある方は是非見に行ってみて下さい。

人の展覧会紹介しているよりも私個人の展覧会を頑張って開かないと・・・・。今のところ予定はないです。

今日から記事内の最後に強制的に広告が入るようになったらしいです。
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by daisukeozaki | 2010-07-01 22:37 | Comments(0)