写真家・尾崎大輔のblog


by daisukeozaki
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共同体

昨今言われているのが、日本で昔からあった共同体というものが崩壊しているということ。
東京に住んで早10年近くたつが、隣の部屋の人と結構しゃべるぐらいの関係になったのは1番最初に住んだところでぐらいで、今のところなどは女性が住んでいるということを知っているだけで、他は何も知らない。
たぶん同じように東京に賃貸で住んでいる人はほとんど同じであろう。

先日、内田樹の文章を読んでいてごもっともと思ったことを一つ。
ニュースでネットカフェ難民が取材を受けていて、「このネットカフェには私と同じような状況で毎日ここで泊まっている人が20人ぐらいいると思います。」と答えていて驚いたらしい。
そんなことを知っているならば、その何人かで話あって部屋を借りた方が絶対いい決まっているということ。
同じような環境の人がいると思って安心してしまい、次のコミュニケーションの一歩がなかなかできないのが現状なのであろう。
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by daisukeozaki | 2010-09-22 18:56 | Comments(0)

見方と見ること

読書が好きで、かなり偏ったというか、最近は自分自身がブラッシュアップされるような本ばかりが目立つ。
世の中の見方でこういう見方もありますよと提示してもらえるたぐいのものだ。
ある人から聞いた話ではあるが、目が見えなく、両手の感覚もないハンセン病の患者の方がいて、その人は舌でなめるようにして点字の本を読んでいくという。何かを知りたいと欲求は一生続くのであろう。

ただ、一応写真をやっている人間なので、本は見方の提示以上とは考えていない。
ロラン・バルトも言うように、写真を撮ることに重要なのはあくまでもその撮るべき対象の目の前に立つこと、見ることである。
実際、目の前に立ってファインダー越しに相手を見ることでどれだけ多くのことを学んできたか。
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by daisukeozaki | 2010-09-18 21:46 | Comments(0)

死刑場の公開

つい先日、死刑場が一部メディアに公開された。
死刑について賛成か反対かというのは、現在、私はどちらとも判断できない状態だ。以前にもイギリスの刑務所の話をここで書いたが、そこにはあまりにも複雑な状況が絡み合っている。

今の意見として、死刑の是非の判断はできかねるが、日本の現在の死刑制度には私が反対である。
死刑が行われる拘置所の看守の精神的負担や判決をうけてから執行まで約7、8年かかることなどあまりにも非人道的な要素が多い気がする。昔は前日に死刑囚に刑の執行を伝えていたが、死刑執行当日の朝に自殺をしてしまったことがあり、それ以降は当日の朝、いわゆる足音が扉の前で止まるかどうかで今日一日の運命が決まるといった方法をとっている。

死に直面することにより、初めて凶悪犯は悔い改めるという可能性も大いにある。
また死刑はこの世でもっとも恐ろしい殺し方であるとドストエフスキーも言っている。それは、他の殺人等と比べ、100%人を殺さないといけないからであり、刑執行後の生きている可能性は0%であるからだ。

先進国がほとんど廃止してきたこの死刑制度が少しでも一般に開示され、議論が行われることは良いことだと思う。
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by daisukeozaki | 2010-09-08 20:09 | Comments(0)

読書

今日は休みで家でのんびり読書中。
最近はめっきり西洋哲学の本ばかり。

結構、哲学・思想関係の本は敬遠しがちであるが、その理由は読んでも理解できないためであろう。私ももちろん読んで1割理解できているかどうか・・・・。
ただ、鷲田さんも「てつがくこじんじゅぎょう」の巻末でいっているが、その1割の中で歌舞伎役者の切る見得と同じような性質の、ぞくっとするような瞬間を体験してしまえば、また本棚から引っ張りだしてきて読んでしまう。

ってなかんじで、メルロ=ポンティの「知覚の現象学」を読書中。
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by daisukeozaki | 2010-09-05 14:26 | Comments(0)