写真家・尾崎大輔のblog


by daisukeozaki
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<   2011年 04月 ( 8 )   > この月の画像一覧

知人の働いているポレポレ東中野の観に行こうと思っていたが、開始が21時半からしかなく、下北沢にて鑑賞。話は違うが、なんでもポレポレも地震後、原発のドキュメンタリー映画で初のバブルを経験しているとか。
鑑賞前に胸キュンキュンしちゃいますよと言われていた。

話は神聖かまってちゃんのライブを1週間前に控え、周囲のみんなが大学受験をしている中で葛藤を抱えながら棋士を目指す女子高生・美知子と、昼は清掃業、夜はショーパブダンサーと朝から晩まで働くシングルマザーのかおり、そして神聖かまってちゃんのマネージャーとして奔走するツルギの3人を中心に展開。
それぞれが色々な悩みを抱えながら、ライブの日は近づいていく。

SRサイタマノラッパーを観ているが、監督の音楽に対する尊敬度合いは十分感じた。後、SRサイタマノラッパーの時よりも撮影方法が良くなっている風にも思った。特に、美和子が彼氏の醜態を見て、かまってちゃんを聞き、泣きながら自転車を全速力でこいで帰宅するシーンはインタビューでも言っているが、何回も撮り直ししたようで、いいシーンになっていた。SRサイタマノラッパーの時はもっと単調だった気がする。

難を言えば、最後の方でちょっとした映像の特殊効果を入れているところがあるが、僕はいらないかなと感じた。普通にやった方がよりリアルに感じれると思う。

もし鑑賞するならば、絶対に神聖かまってちゃんの曲をいっぱい聴いてから言った方がいい。特にロックンロールは鳴り止まないっ。最後のカタルシスの感じ方が全然違ってくる。

入江監督のこのブログの記事をみて、ほぼ同世代の監督で、いい映画を作っていると思うので、心底応援したくなった。
入江監督のブログ
頑張って映画を撮り続けてほしい。
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by daisukeozaki | 2011-04-28 10:43 | 映画 | Comments(0)
人間が死を恐れるのには存在の忘却もその一端をかっている。
写真はエゴイスティックにも忘却を拒否し、時間を停止させ、永遠への誘惑を示唆する。
遺影として写真を使用するのもその一つであろう。

ただ、最近本を読んでいて、サマセット・モームが「人を殺すのは記憶の重みである。」言うように、忘却を人は恐れるが、忘却できないことはいっそう人を過酷にするのではなかろうかと感じた。

写真とはなんと酷なものなのであろう。
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by daisukeozaki | 2011-04-27 10:33 | Comments(0)

ある人との対話

普段あまりプライベートなことは書きませんが、うれしかったので勢いあまって書き始めます。

新宿で「英国王のスピーチ」を鑑賞し(ちなみに私は普通に面白かったです。)、お金を出さないと入れない写真展に久しぶりに行き(これは金返せという感じ。卑怯ですが、著名な写真家なのでここでは名前は伏せておきます。)、その後、今日のイベントのメインディッシュである禅僧の方と食事。
前も書いたかもしれないが、ディアローグとディベートの違いで前者は話終わった後に自身の意見が変わっていれば良く、後者は変わらないことを良しとする。
今回はもちろん食事をしながらの対話、ディアローグである。

その方は南直哉さんという著名な禅僧。
どのような方か知りたい方は南さんのブログが下記のアドレスなのでアクセスしてみて下さい。興味深い方だと思います。

http://indai.blog.ocn.ne.jp/osorezan/

私のラブコールで実現した食事会。色んな質問に真摯に答えていただき、今その答えを自分の頭の中で反芻している状態で、とてもじゃないがここですぐに言語化して書くことは出来そうもない。

ただ、一つ印象に残ったのは、南さんもおっしゃっていただいたが、他者の事を自分に置き換えるような癖を私も南さんを持っているということ。もちろん、私達もお互いに他者であるので、全く同じではないという前提が入るともおっしゃっていた。(南さんの考え方はhttp://indai.blog.ocn.ne.jp/osorezan/のブログの3月15日の大震災の記事を参照して下さい。もちろん、私の考えと微妙に違う部分もあると思います。)

私の意見を書けば、他者を見ることによって自己を見ざるおえなくなり、自分自身がどんどんと変わっていく。鷲田さんの言葉で言えば、それが臨床哲学に通ずる部分なのかもしれない。他者を絶対に完全には理解できなという前提に立ちながれであるが。

結局、私が写真をやっていることは別に何かを表現したいとかそういうことではなく、このように色んな人に出会えることだと思う。それをただ単に写真というツールで記録していて、たまたま自己が表出されてしまうだけなのであろう。様々な出会いのたびに自分の考えがどれだけちっぽけなのかを思い知らされる。

今日も貧乏ながら写真家をしていて良かったと思う日であった。

ちなみに、先月は私の大好きなラジオパーソナリティの小島慶子さんにお会いする機会もあった。

写真家万歳!!
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by daisukeozaki | 2011-04-21 23:06 | Comments(0)
僕と同い年の石井裕也監督の「川の底からこんにちは」
ぴあフィルムフェスティバルのグランプリを取り、映画監督としてデビュー。昔の作品も観たいのだが、どこで借りれるか全くわからず。とりあえず、「川の底からこんにちは」は「愛のむきだし」の満島ひかりちゃんも出ているので前から観ようと思っていたので、速攻でDVDをレンタル。まだ都内数カ所では時々映画館上映がされているみたい。

話は東京に上京してきた女の人が家族の都合で田舎の会社を継ぐという話。

時々出てくる岩松了演じるおじさんの下の話が気になる。面白いのは面白いのだけど、あれだけ多いと女性だとちょっと引くかもとか思ってしまう。プラスちょっとコントっぽいシーンのところかな。
映画自体はのほほーんと鑑賞できるぼちぼちいい作品。自主制作映画のようなちょっと質の悪い映像も良かったかも。
共感できたのは「あなたも中の下の人間でしょ」的な台詞回しの部分。僕は下の中ぐらいの人間かも。

この映画の後、監督・石井裕也と主演女優の満島ひかりちゃんが結婚してしまった・・・・。結構好きな女優だったのに・・・。僕にもそういうおいしい話はないのかなー・・・。
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by daisukeozaki | 2011-04-19 18:17 | 映画 | Comments(0)
先週、新宿のギャラリーに遊びにいって、写真家三人で最近の定番話題で「地震大丈夫だった?」と駄話を始める。
そのうち一人が「俺らってホントこういう写真みたいな役に立たないことやってて・・・」と始まり、その話に同感していた。もちろん、今に始まったことではないが。

ただ、被災地の映像を見ていると必死でがれきの中から写真のアルバムを探す姿が見受けられる。
阪神淡路大震災の時に、精神科医が仮設住宅のお年寄りを精神的な訪問ケアを行っていたとき、老人達の多くは写真のアルバムを精神科医に見せたという。
全てのシステムが機能しない状態で、仮に運転免許証やパスポートなどが本人証明に全く役に立たなくなった場合、自分自身を自分だと証明するために、人は自分の歴史を綴った写真を証明として使用してしまうのか。

写真はその時に“何か”のためになるのであろうか。
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by daisukeozaki | 2011-04-15 22:53 | Comments(0)
同監督の前作「アレックス」は映像表現がすごいと思い、だいぶ昔にDVDを購入。映画館で今作を観ようとしていたが、終わっていたので、DVDが出るまで我慢していた。

話の内容は日本で暮らす兄弟を中心にした死後の輪廻転生を映像化しようと試みた話。薬中の兄とストリッパーの妹がいて、兄が警察に銃で撃たれ死亡。死後も妹が心配なため、死後の俯瞰された兄の魂(?)が彼女を見続ける。

明らかに新宿だと思う風景が結構見受けられ、かなり親近感がわく。映像は「アレックス」同様にジェットコースターに乗っているような感覚にさせる映像。ただ、「アレックス」よりはグロテスクではなかった。

ただし、話の内容だけとると個人的にはただ長いだけのように感じた。普段仏教思想にかぶれているので、思想的にももの足りず。久しぶりに疲れていたのもあって、途中でストップして寝てしまった。

映像美は文句無しに良いと思うので、PVなどの映像ディレクター向きの作品と思ってみて観れば良いかも。最初のクレジットの部分だけでも普通のPVより全然かっこいい。
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by daisukeozaki | 2011-04-11 20:18 | 映画 | Comments(0)
我らが宇多丸師匠の2009年シネマランキングベスト1位の作品。

埼玉の田舎でラッパーを目指す男達の青春映画。

話もテンポはいいが、やはり長回しのカットが随所に入ってくるのが気になる。全体を通してもうちょっとと言う部分も多い。

しかし、それを補うラストシーン。
ヒップホップをやっている人は特にそうだが、それ以外の例えばカメラマンにしろ、何かしらやってやろうと思っても出来ていない人、もしくはそういう不遇な時代を超えて今現在に至っている人達には号泣のラスト。
こいつらの気持ち俺にもわかると思ってしまった。
このラストシーンも長回しのカットではあるが、この長回しはかなり効果的。しかもネタばれにはなるが、こいつらこの後どうなるんだ?と思わせる絶妙の終わらせ方だと思う。
「さんかく」の時のラストといい、個人的にこういう終わり方が好きなのかな?

これが気に入った人はミッキー・ローク主演の「レスラー」がお勧め。映画としての完成度はレスラーの方が当たり前だけど上かな。

ロックンロールは鳴り止まない観に行こ〜。
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by daisukeozaki | 2011-04-09 23:02 | 映画 | Comments(0)
青春映画でいい部類の映画だと僕は思う。
細部のディテールで何点か気になる部分を挙げると、(ネタばれを含むので、観る人はここは飛ばし読みした方がいいです。)
・ 青猫を殺すシーンであそこで殺すかなと・・・。他のシーンでもよかったのでは。
・ お金を強奪する場面。絶対警察くるっしょ。
・ いじめで死んだ生徒、殺された生徒がいるクラスの先生があまりにも鈍感なところ。普通ちょっとは精神的なダメージもあるだろうし、こんだけの事件があったら、担任は普通変えられると思う。殺された生徒の家や周辺事情を警察が調査すれば、レイプしたビデオとかの情報も出てくるだろうし。
・あと、全体的に映像はきれいだと思うが(特に始めのシーン)、すこしやりすぎている感が僕はしてしまった。もう少し普通でもいいかなと。

そういったダメな部分も含めても、結構よかったと思う。

レイプまではいかないけど、自分の中学生時代にも似たようなイジメや援助交際はあったし、私自身いじめられた経験もある。あそこまでひどくはないが。そういう経験があると、いやでも感情がこもってしまうので、他の人とは見方が違うと思うが、誰しも一度は学生であったので、その落差はあるが、この映画のような経験があるんじゃないかと思う。

蒼井優はこういう感じの役をさせるとやっぷりうまいっすね。
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by daisukeozaki | 2011-04-02 22:17 | 映画 | Comments(0)