写真家・尾崎大輔のblog


by daisukeozaki
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とりあえず、どうのこうの言うような映画ではない。前作の「アウトレイジ」観て面白いと思うならば、今回も観るべき。
脚本は今回の方がしっかりしている。なので、ラストはこっちの方が僕はしっくりきた。ただ、前作のようにフレッシュな殺しのシーンが少なかったので、映画館を出た後、何かにつけてバカヤロー、このヤローと言いたくなるような衝動は前回よりも少なかった。

話題作なので、たくさんの人が観に行っていると思うし、今回の僕の感想はこんなもんにしておいて、ヤクザの話を少し。
去年の末、仕事で撮影をする機会があり、お酒を一緒に飲むことがあった。もちろん、さかずきをかわしたのではなく、普通に幹部クラスの人と飲んだだけのである。有名人とかならば、これだけでアウトなんだとうけど。刑務所の話とかをしていてその話は全く話を合わせられなかったけど、やくざの現状を話してもらって結構おもしろかった。
映画にでてくるように、組を抜けるときに小指をつめるなどは現在ないという。筋の通らないようなことで、組を抜ける場合そういうこともしないといけないらしいが、逆に組から強制されて行った場合、傷害事件になってしまうので、「家族ができたので、堅気に戻ります」など全うな理由があれば大丈夫らしい。
暴排条例などもでき、生活自体もかなり厳しいらしくどうやって飯を食っていけばよいのか一番情報が回っているのが刑務所の中と言っていた。
普通に上下関係の厳しい会社みたいだなぁとつくづく思った。

どっかのヤクザ屋さんが言っていたが、「腹がいっぱいならば、人間は悪いことをしない」というのは本当だろう。
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by daisukeozaki | 2012-10-11 13:22 | 映画 | Comments(0)

撮影日誌 タナトス

目の前で女性がマスターベーションをしている。
色々と話をした後に撮影に望むことが多いのだが、彼女は自分の性癖の一つが男性の性のおかずにされることらしい。複数の男性の前でマスターベーションをして、それに興奮した男性達が同じように彼女を見ながらマスターベーションをしたりしたこともあるという。
そういう性癖を持つ彼女は異常に興奮している様子で、私のシャター音にすら敏感に反応しているようで、半ば痙攣の発作を起こしているような状態になっていた。

こういう写真を撮り始め、色んな人と話をする機会もあり、だいたいの性癖というものは聞ききった感が最近ではある。
以前、仕事で何でもOKな真性M女を撮影する機会があり、話を聞かせてもらった。その女性はS、Mの両方をでき、女王様も普段はしており、男性に対してカッティングやピアッシングなどの流血関係のプレイを得意としていると話していた。本人自体がMになった時は、乳首を貫通させるピアッシングなどもやっているという。一回のプレイで何十万というお金が動き、何日間などの拘束になった場合、百万円以上かかるらしい。
その女性に今まで相手をした男性で一番すごかった人はどういう人だったのかと聞いた時、その女性の働いている店で出入り禁止になった男性の話をしてくれた。その男性はホテルに入って、いきなり女性の首を絞め、気絶させ、そのまま性行為を行ったというのである。気絶でなければ、完全に殺人である。
ただ、そのM女の方は、プライベートでは首を絞められることが好きで、彼氏とSEXしながら首をしめてもらい、意識が飛ぶことにすごい快楽を感じるらしい。彼女にとって、それが殺されたのか、意識が飛んでいたのかは自分が意識が戻ってから初めて分かるのだという。
他の女性と話をしていても、首をしめてほしいという女性は意外かもしれないが、結構いるように私は思う。

ハイデカーは死が他人に代理不可能であると説いた時に、モーリス・ブランショはさらに論理を展開し、私達自身は自分の死さえ絶対に経験出来ないと説いた。他者の死は他者の不在であり経験が出来ないのだが、自分自身の死はまた違ったものであり、それも経験が出来ないという。自分が寝ているのか、死んでいるのか分からないと考えれば、経験が出来ないというのは理解出来るであろう。このM女の場合も同じである。
フロイトが死への郷愁といったタナトスとはこのようなことであろうか。

痙攣をしながらマスターベーションをしている女性を撮影していると、
「お願いだから、私の首をしめて。」
と彼女が突然、私の腕をつかんだ。


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by daisukeozaki | 2012-10-02 21:52 | Comments(0)