写真家・尾崎大輔のblog


by daisukeozaki
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「捧げる 灰野敬二の世界」 灰野敬二 他

現代音楽のカリスマ的ミュージシャンのドキュメンタリー本というか、インタビューとディスコグラフィの本。
音楽は全く疎く、灰野敬二とかボアダムズとか名前は聞くので、少し音楽も聴いたことあるが、全く良さは分からず。

そういう状態なので、ジム・オルーク、佐々木敦、後飯塚僚の三名と灰野敬二がそれぞれ対談しているのだが、ジム・オルークとの対談で出てくる固有名詞の約9割が全く分からなかった。

もの作りをやっているものとしては佐々木敦の対談がおもしろいかも。

灰野敬二の話で興味深かったのは二つあり、一つは人間だけが他の動物と違って芸術活動をしているのではないか、ということ。有用性を考えれば、芸術なんてなくていいのに、なぜ人間は行い続けるのかという疑問。
あと、芸術家でなく、魔術師になりたいと言っている点。芸術家は自分作品の起因を説明しなければいけないのに対し、魔術師はその起因を「ステッキをふっただけ」と答えればすむから。同じようなことを確かコクトーも言っていたと思う。

後飯塚僚との対談の所で写真集「無」の被写体にもなった工藤さんの名前も出てきて、よくよく調べてみると工藤さんと灰野敬二が昔、共演をしていたという事実を知り、なんか繋がってるなぁと思う本でした。

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by daisukeozaki | 2013-02-27 12:54 | | Comments(0)
この短編集で新人作家としてはきわめて異例なピュリツァー賞を受賞。
ただ、私としてはいい短編集だとは思うが。。。。

ある子どもを死産で失った夫婦が、停電の夜に蠟燭の下でお互いの秘密を語り合う「停電の夜に」。今の自分の状況から感情移入しやすい内容の為かもしれないが、個人的には一番良かった。夫婦は幸せを分かち合うのではなく、苦しみを共に乗り越えるためとどっかで聞いたことがあるけど、この夫婦だけは幸せになってほしいなぁとかなり感情移入してしまった。

「病気の通訳」、「三番目で最後の大陸」なども良かったけど、インド人である必然性をあまり感じなかった。インド独自の文化や生活習慣の描写もでてくるのであるが、昔はそこが文化的差異として新鮮だったかもしれないけど、それ以上に何か根底に流れている自分自身の出生による大きい思想的なものは感じなかった。

同じように文化的なダブルバインドを感じる中国からの移民のイーユン・リーの方がより大きな何かを感じさせる作家なので、イーユン・リーの方が私はおすすめかも。

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by daisukeozaki | 2013-02-12 17:51 | | Comments(0)
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次回の視覚障害者と一緒に楽しむ写真教室の日程が決定致しましたので、ご連絡させて頂きました。
昨年はテレビなどのメディアなどにも取り上げて頂き、少しずつ皆様のおかげで広がっているなと実感しております。

お忙しいとは思いますが、お時間ありましたら是非ご参加下さい。また、お知り合いにご興味、ご関心ある方いらっしゃいましたらご紹介頂ければ幸いです。

以下が写真教室の日程の詳細となります。

第6回 視覚障害者と一緒に楽しむ写真教室

御好評頂いている視覚障害者と一緒に楽しむ写真教室を3月に開催致します。視覚障害者の方だけではなく、様々な方に参加していただきたいので一般の方も参加頂ける写真教室となっています。健常者の方はアイマスクを着用し、仮想視覚障害者を体験してもらいながら写真撮影、食事を行ってもらう予定です。
世の中を様々な視点で見ることがどれだけ興味深いことか体験できる1日になることを期待しています。
参加者には後日、当日撮影した写真を凹凸コピーしたものを差し上げます。
ご興味などございましたら、お気軽にご連絡下さい。


日時:3月24日(日) 10:00〜16:00 (雨天決行)
集合場所::JR吉祥寺駅南口改札(公園口)前に9:45集合。井の頭公園にて撮影後、講評会。
参加定員:最大30名
参加費:2000円(交通費、昼食代、写真現像代などは個人でご負担をお願い致します。介助者の方の参加費は無料です。)
募集締め切り:3月20日
講師:尾崎大輔(http://www.daisukeozaki.com/)

追記:カメラは各自ご持参下さい。お持ちでない方はニコンのカメラを10台まではお貸し出来ますので、その有無をお教え下さい。お申し込みの際、必ず介助者の方が同伴するかもお教え下さい。いらっしゃらない場合はこちらで手配致します。健常者の方はよろしければ、視覚障害者の仮想体験をしてもらうので二人のペアで参加していただければ幸いです。一人の場合は当日、どなたかとペアになって頂きます。

主催:日本視覚障害者芸術文化協会(http://artforthelight.com/)
申込先:080-6507-7746 もしくは info@daisukeozaki.com
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by daisukeozaki | 2013-02-06 20:03 | Comments(0)
なんか話題になってる作家のものを読みたいなと思って、購入。さらば雑司ヶ谷で有名な著者だけど、元々著者がコアマガジンにいたので、そのときの経験が元になってる小説っぽいので、こっちを購入。
あるエロ本雑誌の編集者達の実話を元にしたという話。

感想は後回しにして、エロ雑誌というかヤクザ、エロ、風俗、芸能人の裏情報とか扱う実話誌の編集部と仲が良いので、読みながらのその人達の顔が何度も頭をよぎった。

前に私以外が全員実話誌の編集者というメンツでOLとの合コンを設定したことがある。生涯で一番印象に残る合コンだったかも。
全員が探偵と嘘をついていて、合コンをセッティングした私の友達だけが編集者だと知っていた。その友達が私と隣の編集者に「最近、どういう人と仕事で会った?」と質問に「有名芸能人の乱交パーティをセッティングしているAV女優」と答えるわけにもいかず、さらに編集者に対して「取材で印象に残った取材ってある?」との質問にはその編集者も「一番最初にした取材が、都内最高齢風俗嬢とヤるっていう取材で、探し出した風俗嬢は鴬谷の風俗嬢でプロフィールが72歳だったけど、実年齢は76歳で4つサバ読んでたわ。テクはまんざらでもなかったっすよ。」と答えるわけにもいかず、適当に答えている編集者を見て、実際の話を知っている私は隣でゲラゲラ笑い転げていた。
その編集者が「最近、誕生日だったんすよ。」というと、女性から「何してたの?」と聞かれてて、無難に答えてたけど、実際は誕生日の前日からゴールデン街で飲んでて、先輩に痴女ナイトするハプ○○○バーが近くにあると言われ、明日誕生日だからおごってやると言われ、そこで数人の男と一緒に裸にされ、ち○こ以外をラップでぐるぐるまきにされる。そこに裸の女性がたくさん出てきて、しゃぶられることになるのだけど、その人のところにはなぜか女装した男性が来てしゃぶることになり、ラップでぐるぐるまきにされているので、手も足も出せず、なすがままに。そのまま、日付が変わり誕生日。誕生日当日は知り合いになった人が女装子のエロビデオの撮影をするということで、現場見学。そこでも「おまえ、男優やれ」といわれ、カツラをかぶった不細工なおっちゃんにまたもやち○こをなめられるというハチャメチャな誕生日を送ったというのは初対面の女性にはまさか言えるはずもない。
この合コンはホントある意味でおもしろかった。
他にも色々な話はありすぎるけど、話始めるときりがない。最近、謝罪で坊主にするのが流行っているらしいけど、この雑誌の編集長も含め、5人中4人の編集者が謝罪で坊主になっている時を見たことがある。
「最近、おもしろかったことあるっすか?」と聞くと、「いや〜、特に」と答えた後、数分後に「そういうとパナウェーブ研究所に行ってきたっすよ」といった感じで、パナウェーブ研究所に行ったことがたいしたことではないらしい。
私はこの方達を先生と呼んでます。この人達はホントすごい。

そういうリアルなおもしろい出版社の編集者を知っているだけにこの本の内容が普通と思えてくる。このエロスとヴァイオレンスを普通と思う私がちょっと変わっているかもしれないが。テンポは良くすいすい読めてしまう。エロやヴァイオレンスの描写も多々あるがまぁ平凡。やっている内容が奇をてらっているかもしれないけど、リアリティとしてさらにドキツいエロの話を聞いている私としてはよくある話かなと思ってしまう。ここでは本当に書けないけど、この前も話を聞いていて、あぁそうやって人が死ぬんだぁと思ってしまった。
エロの描写とかに特徴があればよいけど、ヘンリー・ミラーとかジャン・ジュネとか好きなだけにそれと否が応でも比べてしまう。村上龍の「限りなく透明に近いブルー」や花村萬月の「ゲルマニウムの夜」のエロやヴァイオレンス描写の方がまだ全然よかった。

ということで、この本を読むぐらいならば、私とその編集者達と一緒に飲んだ方が絶対に面白いと思います!!


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by daisukeozaki | 2013-02-01 21:36 | | Comments(2)