写真家・尾崎大輔のblog


by daisukeozaki
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<   2014年 06月 ( 3 )   > この月の画像一覧

8月2日(土)に昨年同様、ガーディアン・ガーデンと共に視覚障碍者と若手写真家による「写真を言葉にして伝える」ワークショップを開催することとなりました。
私が普段行なっている写真教室とは少し異なり、若手写真家が視覚障害者の方の介助者になって撮影を行ったり、あらかじめ若手写真家の作品を凹凸にしておいて視覚障害者の方に触ってもらいながら鑑賞していただくとユニークなプログラムを行なうワークショップです。

視覚障害のある方や介助者希望の方は私、尾崎大輔宛(info@daisukeozaki.com)に参加の御連絡を頂ければ大丈夫です。写真家として参加希望の方や見学希望の方はお手数ですが、募集要項の中にあるガーディアン・ガーデンの益子(ましこ)さん宛にご連絡頂ければ幸いです。

皆様のご参加、心よりお待ちしています。
また、もしご興味・ご関心ある方が周りにいらっしゃるならば、ご紹介頂ければ幸いです。

以下が詳細となりますので、何卒、よろしくお願い致します。

参加者募集!
視覚障害者と若手写真家のための
「写真を言葉にして伝える」ワークショップ


写真の面白さをもっと知りたい、写真の技術を身に付けたいという視覚障害者の方々と、自分の写真をもっと突き詰めたい、新たな視点から写真を捉え直してみたいという若手写真家のためのワークショップです。
まず撮影会を行います。撮影後、写真数点をピックアップ、プリントしたものをガーディアン・ガーデンで展示、講評会を行います。
若手写真家には、アイマスクを着用して撮影していただきます。視覚障害者と同じ状況で撮影するという体験を通して、どこにカメラを向け、どんな時にシャッターを押すのかをあらためて意識化してもらいます。また、若手写真家の方には、普段制作されているご自身の作品を他の参加者に向けて解説していただく、言葉を使って考えるワークショップです。視覚障害者の方にとっては、作家たちの様々な意図で制作される作品に触れることで、少しでも写真への理解を深めていただく機会になればと考えています。

<概要>
主  旨 写真の面白さをもっと知りたい、写真の技術を身に付けたいという視覚障害者の方々と、自分の写真をもっ      
     と突き詰めたい、新たな視点から写真を捉え直してみたいという若手写真家のためのワークショップです。

日  時:2014年8月2日(土)
場  所:ガーディアン・ガーデン(東京)
集合場所・時間:JR新橋駅烏森口(からすもりぐち)改札前に9:30集合
プログラム:09:30 JR新橋駅烏森口(からすもりぐち)改札前に集合
10:00 撮影会
12:30 ガーディアン・ガーデンへ移動
13:00 食事休憩
14:00 作品プレゼンテーション
15:30 展示/講評会
17:00 終了予定            

参 加 費:無料(ただし、昼食代と写真プリント代は自己負担です。合計800円程度、当日現金支払いとなります)
モデレーター:尾﨑大輔(写真家)
作品講評:尾﨑大輔
募集定員:視覚障害者 約10名 写真家 約10名
主  催:ガーディアン・ガーデン/日本視覚障害者芸術文化協会(http://artforthelight.com/)
そ の 他:見学のみの参加も可能です。
申込締切:視覚障害者 先着順(定員になり次第締切らせていただきます)
     写真家 7月22日(火)(詳細は以下注意事項をご覧ください)
申 込 先:03-5568-8818(ガーディアン・ガーデン 担当 益子)

そ の 他:見学のみの参加も可能です。見学ご希望の方は、8月1日19時までにガーディアン・ガーデンへ予約のご連絡をお願いします。
<申込にあたっての注意事項>
・撮影会では、デジタルカメラを使用します。お持ちの方は各自ご持参ください。ない方には、ニコンのデジタルカメラをお貸ししますので、その旨を事務局まで事前にお知らせください。

視覚障害者の方
・介助者の同伴の有無について、お申し込み時にお知らせください。介助者がいない場合はJR新橋駅まではお一人でお越し頂き、それ以降の介助者は事務局側で手配致します。また、当日、障害者手帳をお持ち下さい。

写真家(晴眼者)の方
・写真家の方々には、視覚障害者を含む他の参加者とグループに分かれ、ご自身の作品を10分程度でプレゼンテーションしていただくプログラムを設けています。その為、参加ご希望の方には、事前に作品を5~10点提出していただき、事務局で選考をさせていただきます。予めご了承ください。


<ワークショップモデレーター>
尾﨑大輔(写真家)
1983年三重県生まれ。早稲田大学社会科学部在学中にファッション雑誌での編集の仕事を経て、写真家として活動を開始。卒業後、渡英。2007年、London college of communication(ABC diploma in photography)卒業。同年、写真集「写真は私たちの記憶を記録できるのですか?」、「無」(発行 PLACE M、発売 月曜社)、2010年「ポートレート」(月曜社)を出版。個展・グループ展多数。2011年より視覚障害者を中心に知的、精神障害者など様々な人を対象としたワークショップを多数主催。
ホームページURL http://www.daisukeozaki.com/

<申込先/ワークショップ事務局>
ガーディアン・ガーデン
ワークショップ担当者: 益子哲郎 Mashiko Tetsuro
東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビル B1F
電話:03-5568-8818 FAX:03-5568-0512
Mail : mashiko@r.recruit.co.jp

※お預かりした個人情報は、日本視覚障害者芸術文化協会と共有させていただきます。予めご了承下さい。
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by daisukeozaki | 2014-06-25 17:11 | Comments(0)
教育委員会で先生方に何かを指導する日が来るとは思わなかった。。。
下記の内容で教育委員会で講座を行います。
ご興味・ご関心ある方はぜひどうぞ。
これに出ないといけないために、仲の良い友達の結婚式に行けないのが残念。。。

晴眼者とともに学ぶ視覚障害者教養講座
 
 東京都教育委員会では、視覚障害者の方々が教養を高め、日常生活を豊かにする機会として、「視覚障害者教養講座」を、おおむね月1回実施しています。
 この教養講座は、「視覚障害者と晴眼者との相互理解を図る」こともねらいとしており、都内在住・在勤・在学の方で関心のある方でしたら、どなたでも御参加いただけます。

テーマ
写真の魅力 〜視覚障害の写真家に学ぶ工夫、おもしろさ〜

 デジタルカメラの普及と、その機能・操作の利便性の向上により、写真を楽しむ視覚障害者が増え、近年、視覚障害者の作品を展示する写真展が開催されています。
 そこで、本講座では視覚障害者の撮影会や写真展の開催に尽力されている方を講師にお迎えし、視覚障害者にとっての写真の魅力や、自分の思い通りの写真を撮るコツについての講演と撮影体験、特別な機械により立体加工された作品を鑑賞する機会を提供します。ぜひ、御参加ください。

講   師 山口 和彦(やまぐち かずひこ)氏
       日本視覚障碍者芸術文化協会会長、視覚障害者
助   手 尾崎 大輔 
       日本視覚障碍者芸術文化協会副会長、写真家
日   時 平成26年7月27日(日)13:30〜16:00

会   場 東京都障害者福祉会館
      住   所 港区芝5−18−2
      電   話 03−3455−6321

費   用 無料

対象・定員 都内在住・在勤・在学の視覚障害者、晴眼者50名

申込み・受付 事前申込みは不要です。当日、13:00から会場で受け付けます。
※ 天候等の状況により中止の場合もあります。開催について不明な場合は、東京都教育委員会ホームページ
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/pickup/p_bunka/26shogaishanokouza.htm を、御確認ください。

問合せ先 東京都教育庁地域教育支援部生涯学習課(土曜・日曜・祝日は除く。)

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by daisukeozaki | 2014-06-24 14:43 | Comments(0)
雑誌「ノーマライゼーション」に視覚障碍者と写真というテーマで特集をして頂きました。記事の文章は視覚障碍者の当事者でもある山口和彦さんが書いて頂きました。

下記に文章を全て添付させていただいております。
興味のある方は一読頂ければ幸いです。

見えない世界を写す
—— 視覚障碍でも写真を楽しむ ——
日本視覚障碍者芸術文化協会 山口和彦

この4月29日、東京の井の頭公園で日本視覚障碍者芸術文化協会が主催する第8回 視覚障害者と一緒に楽しむ写真教室に参加した。

写真と視覚障碍

写真と言えば、これまで視覚障碍者にとって被写体として撮影されるだけということが多かった。一般的に視覚障碍者が現像された写真をもらってもほとんど理解できず興味を持てないというのが実情だった。まして、カメラを持って自分から進んで撮影をすることは頭から無理と考え、写真撮影をあきらめている人がほとんどだった。

 視覚障害者にとってカメラは本当に無縁なものなのだろうか、撮影は難しいものなのだろうか。視覚障碍者が自ら主体的にカメラを持って撮影し、それを現像して少しでも楽しむことができないだろうかということからこの写真教室が始まったのが約3年ほど前だった。昨年11月には新宿で視覚障碍者が撮影した写真展を開催した。そのとき、写真を見た人からは、「どうして視覚障碍がありながら、こんなにきれいな写真を撮れるのでしょうか」といった質問があった。

 視覚障碍者が撮影できるようになったのは、最近のデジタル・カメラの技術の進歩によりカメラの操作が簡便になり、画像が鮮明になったことが大きい。しかも撮影したものを その場で介助者と共に確認できるので失敗を気にすることなく気楽に撮影ができるのも大きな利点だ。しかし、視覚障碍者が撮影した写真を触って理解するには、画像を立体コピーにしなければならない。立体コピーを作成するためには画像のデータをパソコンに取り込み、それをデータ処理しなけれはならない。撮影した画像データをそのまま立体コピーにしても情報量が多すぎて複雑であるため、できるだけ簡略化しなければ触って理解するのは難しい。ただ、自分の撮影した写真は撮影したときのイメージがあるので、立体コピーを触りなから説明してもらえれば比較的理解しやすい。

写真教室

これまで写真教室に参加した方々はカメラを持つことが初めてという人からプロのカメラマンで中途失明になり写真撮影をあきらめていた人などさまざまだった。自分が撮影した写真がどのように撮れているか、触ることで新たな発見をした視覚障碍者もいた。例えば、目の前のまっすぐにのびた道を撮影した場合、写真ではどんどん先に行く程、道が細くなる。立体コピーを触ることにより、初めて遠近法を知ったという視覚障碍者もいた。また先天的に目が見えなくて「影」という言葉は知っていたが、具体的に自分の影を写真にとり、それを立体コピーにしたところ、「影」の具体的イメージがつかめたということもあった。

 では実際にどのようにして視覚障碍者が撮影するのだろうか。老若男女、井の頭公園の湖畔を楽しく歩いている人込みのなかを私もガイドから情報提供を受けながら歩く。頭にイメージができるように、できるだけ細かく説明してもらう。与えられた情報をもとに自分の興味のある対象があればカメラをむけて撮影する。この時、対象物が音の出るものであれば、音源に向けてカメラの方向を決めるので撮影は比較的容易だ。しかし花や景色など音のない場合は、ガイドに対象物までの方向や距離などを説明してもらう必要がある。近距離で触れるぐらいのものであれば、接写をすることにより視覚障害者でも比較的容易に撮影ができる。対象物が遠距離の場合、手に持ったカメラのレンズの位置が上下、左右にずれると大分対象物から離れてしまう。また対象物が動いている場合は、説明している間に対象物が移動してしまうので、撮影が難しくなる。カメラ操作に慣れてくると、望遠を使ったり、いろいろと工夫ができるので楽しさも倍増する。また、写真撮影に慣れてくると、自分の撮影したい意図を予めガイドに説明し、そのテーマに沿って情報提供をしてもらうと視覚障害者も環境の理解に役立つ。公園を散歩するにしても情報量は莫大である。情報を絞り込むためにも、カメラを持った視覚障害者の意図を事前にガイドに伝えておけば、お互いに有効な時間を共有できる訳だ。

 写真教室では、多くの画像のなかから3枚を厳選する。3枚の現像した作品を壁に貼り、参加者を交えてプロのカメラマンから講評を受ける。全盲者には立体コピーが配布される。健常者もアイマスクをして撮影した写真を見て、あまり構図などを考えずに自然にとれた写真の面白さに気づかされることもある。視覚障害者もガイドからの限られた情報をもとに撮影し写真を展示する。自分の想像したものより意外によく撮れていたりする。現実の世界を撮影しながら更に進むと自分で自由に想像し見えない世界を創作するのが楽しみになる。 現実に眼で見る世界を通して見えない世界、例えば、暑さ、寒さ、疲労、歓喜、愛情、憎悪、恐怖、不安など写真でどう表現できるのだろうか挑戦したくなる。写真もひとつの表現手段、創作活動と考えれば、現実に目が見える、見えないはあまり関係なく楽しめるのではないだろうか。見えない世界で生活をしている視覚障害者にとって、見えない精神的な世界を現実の事象を写真で表現する点では、むしろ得意な分野なのかも知れない。

写真の面白さ

写真教室では、健常者はアイマスクを着用し、視覚障害を体験しながら撮影や食事をする 健常者は視覚障害に伴う困難さを体験すると共に、視覚障害者に対して情報提供の大切さを身を持って理解できる。また、体験を通して、いろいろな世界を様々な視点で見ることができたと好評を得ている。

 前回、子供を連れて初めて写真教室に参加した視覚障害の母親がいた。初めてカメラを操作し、自分の子供の顔を撮影した。それを立体コピーにしたものを指で触りながら「初めて子供の顔が‘見えた’!」と涙ぐんでいたことがあった。

 東日本大震災で被災された方が泥だらけの家族の写真をきれいに洗い流し大切に持っていたいという話を聞く。写真は私達の記憶を記録に留めて置くのだろう。人はなにかを手がかりに過去の楽しい思い出や苦しい体験などをフィードバックするのには、やはり写真のようなものが必要なのではあるまいか。視覚障害者にとっても撮影したものを立体コピーにして記憶を辿ることができれば幸いである。

今後の写真教室の予定、視覚障害者の写真や写真教室などのイベントに関するご質問などは尾崎大輔(Mail info@daisukeozaki.com)までお気軽にご連絡下さい。

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by daisukeozaki | 2014-06-08 20:41 | Comments(0)