断食自殺
2010年 10月 22日
島田雅彦の対話集を読んでいて、30年ほど前に断食自殺を行った人がいることを知った。
何でもその自殺を行った手記は法医学書となっており、それを養老孟司からもらったらしい。
だいたいどれぐらいで出来るのかなというのが誰もが思う疑問であるが、70日間ぐらいかかったらしい。だいたいブッタやキリストも苦行をしており、断食を行っているが、その期間が40日前後。そこで彼らは何か悟ったのだ。
手記には死ぬ前ぐらいはやはりドーパミン系の脳内物質が分泌し気分よくなったということ。
話は変わるが、この前お坊さんの話を聞いていた時に、ある先輩がこういう話をしたという。
その日は朝から畑で仕事をし、滅多に誉めない老師からねぎらいの言葉をいただいた。その夜にいつも通りに座禅したところ、それがものすごく短く感じたという。毎回40分ぐらい座禅をし、最後に鐘がカン、カン、カンと三度なるのだが、その鐘の一番最初のカンという音をを聞いた時にまだ3分ぐらいしかたっていないかと思ったらしい。これは道元の言う只管打坐の境地であり、これが悟りではないかと思い、同じく座禅をしていた先輩にその話をしたらしい。
そしたら、先輩からそりゃ、お前、爆睡してたからなと言われた。
このお坊さんは爆睡と悟りを勘違いしたらしい。
これは実を言うとかなり恐ろしいことも含んでおり、本人が苦行をし悟ったとしても、客観的にみると脳内物質の分泌だけでしかないということ。もちろん、それ以外の可能性も多分にあるが。何でも3日間ぐらい寝ないで修行をすると、神様も見えるらしい。それによって見えた神様を信じてしまえば、他人は否定できない。
結局、自分自身を客観視することは難しい。
今回から写真家なので、写真も見てほしいのでホームページのリンクも最後に付けておきます。
よろしくです。→ 尾崎大輔ホームページ
何でもその自殺を行った手記は法医学書となっており、それを養老孟司からもらったらしい。
だいたいどれぐらいで出来るのかなというのが誰もが思う疑問であるが、70日間ぐらいかかったらしい。だいたいブッタやキリストも苦行をしており、断食を行っているが、その期間が40日前後。そこで彼らは何か悟ったのだ。
手記には死ぬ前ぐらいはやはりドーパミン系の脳内物質が分泌し気分よくなったということ。
話は変わるが、この前お坊さんの話を聞いていた時に、ある先輩がこういう話をしたという。
その日は朝から畑で仕事をし、滅多に誉めない老師からねぎらいの言葉をいただいた。その夜にいつも通りに座禅したところ、それがものすごく短く感じたという。毎回40分ぐらい座禅をし、最後に鐘がカン、カン、カンと三度なるのだが、その鐘の一番最初のカンという音をを聞いた時にまだ3分ぐらいしかたっていないかと思ったらしい。これは道元の言う只管打坐の境地であり、これが悟りではないかと思い、同じく座禅をしていた先輩にその話をしたらしい。
そしたら、先輩からそりゃ、お前、爆睡してたからなと言われた。
このお坊さんは爆睡と悟りを勘違いしたらしい。
これは実を言うとかなり恐ろしいことも含んでおり、本人が苦行をし悟ったとしても、客観的にみると脳内物質の分泌だけでしかないということ。もちろん、それ以外の可能性も多分にあるが。何でも3日間ぐらい寝ないで修行をすると、神様も見えるらしい。それによって見えた神様を信じてしまえば、他人は否定できない。
結局、自分自身を客観視することは難しい。
今回から写真家なので、写真も見てほしいのでホームページのリンクも最後に付けておきます。
よろしくです。→ 尾崎大輔ホームページ
by daisukeozaki
| 2010-10-22 23:26
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