西村賢太先生
2010年 11月 29日
その中で知り合いの編集者に勧められた西村賢太の「どうで死ぬ身の一踊り」が結構面白かった。
現代の無頼派っぽい私小説であり、無類の藤澤清造(大正時代の作家。無頼派でその生活状況のため、最後は芝公園で凍死)に心底入れ込んでおり、彼の全集を出すのが夢である。
小説もその藤澤清造の話と女性との関係で話。
DVするわ、全集のための貯金は付き合っている女性の親からの借金だわで、ここまで、ダメ男っぷりを出してもらえるとある意味清々しい。女性は好感をもてない小説だと思うが、ある知っている女性カメラマンは西村賢太と付き合いたいと言っていたらしい。
僕は恋人はもう少しまともな人がいい。