尾崎的映画紹介 『選挙』 想田和弘監督
2010年 12月 14日
今週は有名なので見た方も多いと思うが、想田監督の選挙。
小泉政権時代に、川崎市の市議会補欠選挙のドキュメンタリー。自民党が郵政民営化で大勝後、落下傘候補として送られた山内和彦を描く。
冒頭すぐに海外での公開を意識した満員電車のシーン。全体を通して、日本の選挙の滑稽さを表している。誰に向かって話しているのかわからない街頭演説などは特に普段からでも首を傾げてしまう。そうやって名前だけは記憶に残るようにしていくとは思うのだが、だいたい私ぐらいの世代の人で何割ぐらいの人がまともに街頭演説を聞いたことがあるのだろうか。
後、奥さんのことは「家内」と呼ばないといけないらしい。「妻」等ではなく。おっ家内(かない)とかけているらしいが、いかにも、「家の内」と女性差別的な部分が残っているよう。
この想田監督のいいところは本当に存在を消しているようなシーンが多いこと。ドキュメンタリー映画の監督はほとんどがそうであるべきだが、ここまではなかなかできない気がする。それもあって、監督自身「観察映画」と評しているのだろう。
結局思ったことは、自分のパートナーが政治家にだけはなってほしくない。というか一緒に選挙を戦いたくない。
これの次に、「精神」という精神病院のドキュメンタリーを発表しており、現在、平田オリザの青年団を撮影しているらしい。
なんか紹介する映画がドキュメンタリー率が高い気もしますが、きちんとそれ以外も紹介しないだけで見てるっす。ただ、最近思うのは映画よりもやっぱり本の方が好きということに気づいた。
小泉政権時代に、川崎市の市議会補欠選挙のドキュメンタリー。自民党が郵政民営化で大勝後、落下傘候補として送られた山内和彦を描く。
冒頭すぐに海外での公開を意識した満員電車のシーン。全体を通して、日本の選挙の滑稽さを表している。誰に向かって話しているのかわからない街頭演説などは特に普段からでも首を傾げてしまう。そうやって名前だけは記憶に残るようにしていくとは思うのだが、だいたい私ぐらいの世代の人で何割ぐらいの人がまともに街頭演説を聞いたことがあるのだろうか。
後、奥さんのことは「家内」と呼ばないといけないらしい。「妻」等ではなく。おっ家内(かない)とかけているらしいが、いかにも、「家の内」と女性差別的な部分が残っているよう。
この想田監督のいいところは本当に存在を消しているようなシーンが多いこと。ドキュメンタリー映画の監督はほとんどがそうであるべきだが、ここまではなかなかできない気がする。それもあって、監督自身「観察映画」と評しているのだろう。
結局思ったことは、自分のパートナーが政治家にだけはなってほしくない。というか一緒に選挙を戦いたくない。
これの次に、「精神」という精神病院のドキュメンタリーを発表しており、現在、平田オリザの青年団を撮影しているらしい。
なんか紹介する映画がドキュメンタリー率が高い気もしますが、きちんとそれ以外も紹介しないだけで見てるっす。ただ、最近思うのは映画よりもやっぱり本の方が好きということに気づいた。
by daisukeozaki
| 2010-12-14 18:36
| 映画
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