尾崎的映画紹介 『さんかく』 吉田恵輔監督
2011年 01月 06日
ってな理由で、4本ぐらい年末年始で映画鑑賞。その中での、紹介するの吉田恵輔監督の「さんかく」。
マンネリ状態の東京で同棲しているカップルのところに、夏休みを利用して彼女の妹が遊びにくる。そのかわいい妹の天真爛漫さに彼氏が少しずつ引かれていくという設定。
男ならば高岡蒼甫演じる百瀬の気持ちにわかる、わかると言ってしまう。思わずにやけるのは必至。映画の中で出てくる彼女の寝癖である歯軋り。こういうのって一回気になり出すとホント止まんない。僕もいびきがうるさいと思うからなんも言えないけど。
この彼氏の百瀬もなんかダサイというか、ダメ男に近い。仕事はちゃんとしてるけど。特にあの車。実家が三重県の鈴鹿市だから、結構車好きが多く、昔まで百瀬のような車もよく見かけたが、最近は全くない。あと、桃にあんだけ電話してたら、相手がどう思ってるかぐらいわかるっしょ。それでも電話してしまう気持ちもわかるけど・・・。
彼女役の田畑智子もマルチ商法とかに引っかかたりで、結局は彼氏と似た者同士。
どちらかというと年上の女性がタイプなのだが、AKB48とかアイドルを好きになる男の気持ちが少しわかった映画でした。ノホホーンとしてて気軽に観れる感じだけど、彼女とは絶対に観ない方がいい。
ちなみに他に年末年始に見た映画を簡単に紹介しておきます。どれも有名なものばかりなので、どこでも借りれると思います。
アウトレイジ 男なら観た方がいいかも。おもしろかったけど、北野映画の最高傑作ではないかな。
ヒーローショー おもしろかったけど、そんなにピンと来ず。これだけ、無名な役者だけ使っている映画もめずらしい。
息もできない 「さんかく」「アウトレイジ」「ヒーローショー」と並べて、映画として1番なのはやっぱりこれかな。初監督とは思えない。ただ、音楽の使い方があんまりだったような気が。「ヒーローショー」も。めっちゃおもしろいとは言えないが、映画好きは観てもいいのでは。ノホホーンと観るのならば「さんかく」。