尾崎的映画紹介 『シチリア!シチリア!』 ジュゼッペ・トルナトーレ監督
2011年 01月 10日
あらすじはシチリアを舞台にある家族の一生を描いたというところか。この監督の作品はとりあえず、代表作の「ニューシネマパラダイス」や「海の上のピアニスト」を見ているので、ハズレは来ないだろうと思い、映画館に足を運んだ。
結果としてはハズレではないが、アタリでもない。
確かに描写自体はきれい。というか、シチリアがきれいで、マンニーナ役のマルガレット・マデがきれい。監督がシチリアを撮りたかったという意図は十二分に伝わってくる。
ただ、、、、、話の内容がてんこ盛りすぎる。ガルシア=マルケスの百年の孤独のマコンド村のように映画の最初の方は登場人物を追っかけるだけでも一苦労。映画で2時間半にこれだけの勺の話をおさめようとすると結構無理があるのではと思う一方で、お兄さんが薬局である薬を買うシーンなど、話の脈路がない部分もあり、それ入れなくてもいいんじゃないっすかとか思ってしまった。
後、気になったのはCGの使い方。映画の冒頭、主役の男の子が空を飛んでいくシーンとかもあれいらないんじゃ。。。あれでやるなら、走ってくシーンを普通に延長とか風景とかしてタイトルに持っていったほうが良かったような。と思うようないくつかのCGシーンでなんか冷めてしまった。
確かに監督が昔の映画好きなんだろうな的な描写などもあり、昔の映画とか好きな人は結構好きかもしれないが、僕はいまいち微妙でした。
DVDで見るぐらいでちょうどいいかも。