モーリス・ブランショ 「文学空間」
2011年 02月 06日
モーリス・ブランショ 、「文学空間」を読了。
自分自身がいったいこの書物のどれくらいを正確に理解しているのかは不明だが、藝術に少しでも足を突っ込んでいる人間は読むべき書物だと感じた。
以前にも少し書いたが、私は自殺擁護派ではないが、神を超越できる方法としての自殺という考え方なども面白かったが、カフカのところでの藝術の概念の説明が秀逸。
藝術はこの世の「外」にあるものと結ばれており、自分自身や自分自身の死とさえ、もはや何ら可能的な関係も持たぬものを表現しており、藝術とは「この不幸」の意識であると言う部分。
なぜだかすごくこの概念がすんなりと自身の中にとけ込んでいった気がした。
あと、リルケの引用文
もはや眼の仕事はなされた
いまや心の仕事をするがいい
後期詩集 「転回」
さすがリルケ。三島由起夫も言ってた「英雄的な死」に関する部分もかなりおもしろかった。
でかい山に登山しにいく感じの本だけど、一生に一回ぐらいは読んでみても。
自分自身がいったいこの書物のどれくらいを正確に理解しているのかは不明だが、藝術に少しでも足を突っ込んでいる人間は読むべき書物だと感じた。
以前にも少し書いたが、私は自殺擁護派ではないが、神を超越できる方法としての自殺という考え方なども面白かったが、カフカのところでの藝術の概念の説明が秀逸。
藝術はこの世の「外」にあるものと結ばれており、自分自身や自分自身の死とさえ、もはや何ら可能的な関係も持たぬものを表現しており、藝術とは「この不幸」の意識であると言う部分。
なぜだかすごくこの概念がすんなりと自身の中にとけ込んでいった気がした。
あと、リルケの引用文
もはや眼の仕事はなされた
いまや心の仕事をするがいい
後期詩集 「転回」
さすがリルケ。三島由起夫も言ってた「英雄的な死」に関する部分もかなりおもしろかった。
でかい山に登山しにいく感じの本だけど、一生に一回ぐらいは読んでみても。
by daisukeozaki
| 2011-02-06 23:43
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