尾崎的映画紹介『エンター・ザ・ヴォイド』 ギャスパー・ノエ監督
2011年 04月 11日
話の内容は日本で暮らす兄弟を中心にした死後の輪廻転生を映像化しようと試みた話。薬中の兄とストリッパーの妹がいて、兄が警察に銃で撃たれ死亡。死後も妹が心配なため、死後の俯瞰された兄の魂(?)が彼女を見続ける。
明らかに新宿だと思う風景が結構見受けられ、かなり親近感がわく。映像は「アレックス」同様にジェットコースターに乗っているような感覚にさせる映像。ただ、「アレックス」よりはグロテスクではなかった。
ただし、話の内容だけとると個人的にはただ長いだけのように感じた。普段仏教思想にかぶれているので、思想的にももの足りず。久しぶりに疲れていたのもあって、途中でストップして寝てしまった。
映像美は文句無しに良いと思うので、PVなどの映像ディレクター向きの作品と思ってみて観れば良いかも。最初のクレジットの部分だけでも普通のPVより全然かっこいい。