尾崎的映画紹介 『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』 入江悠監督
2011年 04月 28日
鑑賞前に胸キュンキュンしちゃいますよと言われていた。
話は神聖かまってちゃんのライブを1週間前に控え、周囲のみんなが大学受験をしている中で葛藤を抱えながら棋士を目指す女子高生・美知子と、昼は清掃業、夜はショーパブダンサーと朝から晩まで働くシングルマザーのかおり、そして神聖かまってちゃんのマネージャーとして奔走するツルギの3人を中心に展開。
それぞれが色々な悩みを抱えながら、ライブの日は近づいていく。
SRサイタマノラッパーを観ているが、監督の音楽に対する尊敬度合いは十分感じた。後、SRサイタマノラッパーの時よりも撮影方法が良くなっている風にも思った。特に、美和子が彼氏の醜態を見て、かまってちゃんを聞き、泣きながら自転車を全速力でこいで帰宅するシーンはインタビューでも言っているが、何回も撮り直ししたようで、いいシーンになっていた。SRサイタマノラッパーの時はもっと単調だった気がする。
難を言えば、最後の方でちょっとした映像の特殊効果を入れているところがあるが、僕はいらないかなと感じた。普通にやった方がよりリアルに感じれると思う。
もし鑑賞するならば、絶対に神聖かまってちゃんの曲をいっぱい聴いてから言った方がいい。特にロックンロールは鳴り止まないっ。最後のカタルシスの感じ方が全然違ってくる。
入江監督のこのブログの記事をみて、ほぼ同世代の監督で、いい映画を作っていると思うので、心底応援したくなった。
入江監督のブログ
頑張って映画を撮り続けてほしい。