尾崎的映画紹介『エンディングノート』 砂田麻美監督
2011年 10月 11日
新宿で昼間の回で鑑賞したんだけど、ほとんどがこの映画の主人公の砂田知昭さんと同じぐらいの年齢層だった。どんな風に映画を観たのかがすごく気になる。
前回、紹介した「監督失格」とは違った視点で愛する人の死を捉えた作品。
ユーモアのある砂田知昭さんのキャラクターがなければ、絶対に成立しない映画だなぁと感じた。涙腺を刺激するシーンはたくさんあるのに、それ以上にクスッと笑わせてくれるシーンの方が多くあったので、それほど死の悲痛さというのは感じなかった。逆にこういう死に方自分も出来たらなぁと思うほど。
あと、昔の結婚式などが写真ではなく、映像として残っているなど、過去の映像がこれだけ残っているのも砂田家ならではないであろうか。普通の家庭では時代背景を考えると写真がやっとといったところであろう。それだけ経済的にも恵まれている家庭という感じがした。
もうひとつだけ気になったのは、どうして洗礼を受けたのかということかな。まぁ、神に興味がある私だからということもあるけど。
是枝監督の助手をしているという砂田監督は次回作がほんと大変そう。こういう作品は人生で一回しか撮れないことがほとんどだし。河瀬直美の処女作の自分のお父さんを探しにいくドキュメンタリー映画みたいに今後も作品をどんどんと作っていってほしい。映画のナレーションの声が本当に良かった。
ラストの方は案の定、観客のすすり泣きの大合唱だった。
隣に座っていた20代半ばの男性はカップルで来ていたのだが、途中からずっと泣きっぱなしだった。
私はというと、最後の奥さんのシーンにほろろとしてしまった。
一般的に考えれば、死を扱った映画としてお勧めするのは「エンディングノート」の方で、何かもの作りをしている人間がみるとすれば「監督失格」方かな。
どちらもお勧めです。
前回、紹介した「監督失格」とは違った視点で愛する人の死を捉えた作品。
ユーモアのある砂田知昭さんのキャラクターがなければ、絶対に成立しない映画だなぁと感じた。涙腺を刺激するシーンはたくさんあるのに、それ以上にクスッと笑わせてくれるシーンの方が多くあったので、それほど死の悲痛さというのは感じなかった。逆にこういう死に方自分も出来たらなぁと思うほど。
あと、昔の結婚式などが写真ではなく、映像として残っているなど、過去の映像がこれだけ残っているのも砂田家ならではないであろうか。普通の家庭では時代背景を考えると写真がやっとといったところであろう。それだけ経済的にも恵まれている家庭という感じがした。
もうひとつだけ気になったのは、どうして洗礼を受けたのかということかな。まぁ、神に興味がある私だからということもあるけど。
是枝監督の助手をしているという砂田監督は次回作がほんと大変そう。こういう作品は人生で一回しか撮れないことがほとんどだし。河瀬直美の処女作の自分のお父さんを探しにいくドキュメンタリー映画みたいに今後も作品をどんどんと作っていってほしい。映画のナレーションの声が本当に良かった。
ラストの方は案の定、観客のすすり泣きの大合唱だった。
隣に座っていた20代半ばの男性はカップルで来ていたのだが、途中からずっと泣きっぱなしだった。
私はというと、最後の奥さんのシーンにほろろとしてしまった。
一般的に考えれば、死を扱った映画としてお勧めするのは「エンディングノート」の方で、何かもの作りをしている人間がみるとすれば「監督失格」方かな。
どちらもお勧めです。
by daisukeozaki
| 2011-10-11 23:03
| 映画
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