お金がなくても生きていけるのか??
2012年 01月 05日
今年も宜しくお願い致します。
実家に帰り、いくつか本を読んだが、その中の本を一冊紹介。
貧乏だけど生きていけるのではなく、お金を一切使わなくても生きていけるのかをということを一年間実践したイギリス男性の話。
読んでみるとこんなにも自分達はお金を介在しないと物事が運ばないのかと思う。例えば、トイレも水を使ってしまうので、一般的なトイレは使用不可。
普段、食べているものはどうやって生産者から食卓まで届いているのか完全に把握している人はおそらくいないだろう。
大きな意味でお金は一つの信仰である。お金という道具が出てから、あの紙切れに価値があると共通認識があり、それが世の中の常識になっている。
中国の農村部では年間の収入が1万円ぐらいで生活している人がいるが、物々交換のように相互作用のコミュニティーが機能しているから生活出来ている。
昨年の大震災を経験し、エネルギー問題が見直されている今だからこそ非常に興味深く読めた本です。

「僕はお金を使わずに生きることにした」
マーク・ボイル(著),吉田奈緒子(翻訳) 紀伊国屋書店(出版社)
¥1785