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写真家・尾崎大輔のblog


by daisukeozaki
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映画紹介『桐島、部活やめるってよ』 吉田大八監督

高校時代の同級生とかも見ているかもしれないんで、最初に言っておくと、この映画はお勧めっす。みんな今、どうなってんのかなぁ〜とか何してんのかなぁとかを思わず思い出しやした。

映画はちょっと自粛するはずが、、、、という中、「桐島、部活やめるって」を鑑賞。良かったっす。
話に関しては、ベケットの「ゴドーを待ちながら」の高校生版。しかもストーリーあり。ただ、ゴドーを待ちながらと違い、桐島は皆知っている人物。
「ゴドーを待ちながら」というのは、2人の人がまだ会ったことのないゴドーさんを木の下で待ち続けるという有名な不条理演劇。2人はゴドーを待つ為に、ただ時間を潰しているだけ。ゴドーというのが結局、神のメタファーになっていて、神を待ちつづける人間の不条理というわけである。
後、同じ金曜日をいう日を違う登場人物の視点から描いたものを出しているが、これは哲学的に言えば、ハイデカーの世界−内−存在というもので、簡単に言えば、人の数だけ世界は存在するというもの。なので、同じ教室で同じ状況を共有しているのに、人によって全く見え方が違うというもの。

そういう難しい見方もできるけど、単純に誰しもが学生時代の自分自身を思い出し、登場人物の誰かに感情移入してみてしまう映画。良かったという理由は高校時代の自分はこうだったよなぁとかを終始思い出しながら見てしまったから。
高校時代の自分から見たら、今の写真家という自分は想像すらできない。
今でも後悔しているのが、当時高校2年生になるぐらいに小学校、中学校と続けていたバスケットをやめたことだ。辞めた理由は勉強もできなく、当時県大会で優勝するほどのチームでレギュラーも厳しいと思ったからである。映画に出てくるバレー部のセッターのように練習だけはものすごくしていた。それから、高校3年生はかなり勉強をし、現役で大学に受かったので良かったのではあるが、あのとき続けていてもうまくいったのではと、本当に後悔している。最後の同学年の3年生の引退試合を観に行った時に、よく最後まで残って僕と練習していた僕がいるとき補欠だった子がものすごく活躍していて、途中であきらめた自分にかなり不甲斐なさを感じたのを覚えている。
その時の後悔があったので、今まで写真を続けていれるのだと思う。

人によって、色々な見方ができるいい映画なので、お勧めっす!!!
by daisukeozaki | 2012-09-13 20:36 | 映画 | Comments(0)