「夢売るふたり」 西川美和監督
2012年 09月 18日
「結婚なんてたいしたことないから。」
「そのたいしたことのない結婚すらできない女ってみられたくないの。」
確かこんな感じのやりとりが映画の一幕であった。
あぁ、だから婚活までして結婚したい人があんなに多いんだと妙に納得した。
この映画で私が入り込めたのはこのシーンのみで後は冒頭から全く入り込めなかった。その理由を羅列すると、
・ 詐欺に遭うプロセスが弱すぎる。なんであんなに女の人が引っかかるのかよくわからない。阿部サダヲがそこまでの魅力のあるキャラクターに思えなかった。
・ 板前のシーンがダメ。いきなり少し前に入った人がお店の中心のカウンターで包丁をもってお客さんに接客できるわけがない。途中で仕込みを持ってきた他の板前さんに敬語を使っているので、尚更おかしいと思ってしまった。
・ 私は特に気になったのが、夫婦の会話が方言と共通語が交じり合っていること。そういう人はたまにいるけど、私の場合、方言で話すかどうかがその人に心を完全に許しているかどうか測る尺度になる。仕事関係の人は特に気を使っているというわけではないが、絶対に関西弁にならない。映画の中で特に怒っているときに、方言と標準語が交じっているのがすごく気になった。この夫婦そこまで気を許せる関係じゃないのかなと。
・ これは完全にネタばれですが、最後なぜ松たか子が捕まらなかったのかが不明。
映画の中でここまでは現実ですよというリアリティラインのひき方がこの監督にしては弱かったかも。
「ゆれる」、「ディアドクター」などの作品が作れる監督だけに、もうちょっと頑張ってほしかった。
次に期待しやす。
「そのたいしたことのない結婚すらできない女ってみられたくないの。」
確かこんな感じのやりとりが映画の一幕であった。
あぁ、だから婚活までして結婚したい人があんなに多いんだと妙に納得した。
この映画で私が入り込めたのはこのシーンのみで後は冒頭から全く入り込めなかった。その理由を羅列すると、
・ 詐欺に遭うプロセスが弱すぎる。なんであんなに女の人が引っかかるのかよくわからない。阿部サダヲがそこまでの魅力のあるキャラクターに思えなかった。
・ 板前のシーンがダメ。いきなり少し前に入った人がお店の中心のカウンターで包丁をもってお客さんに接客できるわけがない。途中で仕込みを持ってきた他の板前さんに敬語を使っているので、尚更おかしいと思ってしまった。
・ 私は特に気になったのが、夫婦の会話が方言と共通語が交じり合っていること。そういう人はたまにいるけど、私の場合、方言で話すかどうかがその人に心を完全に許しているかどうか測る尺度になる。仕事関係の人は特に気を使っているというわけではないが、絶対に関西弁にならない。映画の中で特に怒っているときに、方言と標準語が交じっているのがすごく気になった。この夫婦そこまで気を許せる関係じゃないのかなと。
・ これは完全にネタばれですが、最後なぜ松たか子が捕まらなかったのかが不明。
映画の中でここまでは現実ですよというリアリティラインのひき方がこの監督にしては弱かったかも。
「ゆれる」、「ディアドクター」などの作品が作れる監督だけに、もうちょっと頑張ってほしかった。
次に期待しやす。
by daisukeozaki
| 2012-09-18 22:06
| 映画
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