「ルック・バック・イン・アンガー」 樋口毅宏
2013年 02月 01日
なんか話題になってる作家のものを読みたいなと思って、購入。さらば雑司ヶ谷で有名な著者だけど、元々著者がコアマガジンにいたので、そのときの経験が元になってる小説っぽいので、こっちを購入。
あるエロ本雑誌の編集者達の実話を元にしたという話。
感想は後回しにして、エロ雑誌というかヤクザ、エロ、風俗、芸能人の裏情報とか扱う実話誌の編集部と仲が良いので、読みながらのその人達の顔が何度も頭をよぎった。
前に私以外が全員実話誌の編集者というメンツでOLとの合コンを設定したことがある。生涯で一番印象に残る合コンだったかも。
全員が探偵と嘘をついていて、合コンをセッティングした私の友達だけが編集者だと知っていた。その友達が私と隣の編集者に「最近、どういう人と仕事で会った?」と質問に「有名芸能人の乱交パーティをセッティングしているAV女優」と答えるわけにもいかず、さらに編集者に対して「取材で印象に残った取材ってある?」との質問にはその編集者も「一番最初にした取材が、都内最高齢風俗嬢とヤるっていう取材で、探し出した風俗嬢は鴬谷の風俗嬢でプロフィールが72歳だったけど、実年齢は76歳で4つサバ読んでたわ。テクはまんざらでもなかったっすよ。」と答えるわけにもいかず、適当に答えている編集者を見て、実際の話を知っている私は隣でゲラゲラ笑い転げていた。
その編集者が「最近、誕生日だったんすよ。」というと、女性から「何してたの?」と聞かれてて、無難に答えてたけど、実際は誕生日の前日からゴールデン街で飲んでて、先輩に痴女ナイトするハプ○○○バーが近くにあると言われ、明日誕生日だからおごってやると言われ、そこで数人の男と一緒に裸にされ、ち○こ以外をラップでぐるぐるまきにされる。そこに裸の女性がたくさん出てきて、しゃぶられることになるのだけど、その人のところにはなぜか女装した男性が来てしゃぶることになり、ラップでぐるぐるまきにされているので、手も足も出せず、なすがままに。そのまま、日付が変わり誕生日。誕生日当日は知り合いになった人が女装子のエロビデオの撮影をするということで、現場見学。そこでも「おまえ、男優やれ」といわれ、カツラをかぶった不細工なおっちゃんにまたもやち○こをなめられるというハチャメチャな誕生日を送ったというのは初対面の女性にはまさか言えるはずもない。
この合コンはホントある意味でおもしろかった。
他にも色々な話はありすぎるけど、話始めるときりがない。最近、謝罪で坊主にするのが流行っているらしいけど、この雑誌の編集長も含め、5人中4人の編集者が謝罪で坊主になっている時を見たことがある。
「最近、おもしろかったことあるっすか?」と聞くと、「いや〜、特に」と答えた後、数分後に「そういうとパナウェーブ研究所に行ってきたっすよ」といった感じで、パナウェーブ研究所に行ったことがたいしたことではないらしい。
私はこの方達を先生と呼んでます。この人達はホントすごい。
そういうリアルなおもしろい出版社の編集者を知っているだけにこの本の内容が普通と思えてくる。このエロスとヴァイオレンスを普通と思う私がちょっと変わっているかもしれないが。テンポは良くすいすい読めてしまう。エロやヴァイオレンスの描写も多々あるがまぁ平凡。やっている内容が奇をてらっているかもしれないけど、リアリティとしてさらにドキツいエロの話を聞いている私としてはよくある話かなと思ってしまう。ここでは本当に書けないけど、この前も話を聞いていて、あぁそうやって人が死ぬんだぁと思ってしまった。
エロの描写とかに特徴があればよいけど、ヘンリー・ミラーとかジャン・ジュネとか好きなだけにそれと否が応でも比べてしまう。村上龍の「限りなく透明に近いブルー」や花村萬月の「ゲルマニウムの夜」のエロやヴァイオレンス描写の方がまだ全然よかった。
ということで、この本を読むぐらいならば、私とその編集者達と一緒に飲んだ方が絶対に面白いと思います!!
あるエロ本雑誌の編集者達の実話を元にしたという話。
感想は後回しにして、エロ雑誌というかヤクザ、エロ、風俗、芸能人の裏情報とか扱う実話誌の編集部と仲が良いので、読みながらのその人達の顔が何度も頭をよぎった。
前に私以外が全員実話誌の編集者というメンツでOLとの合コンを設定したことがある。生涯で一番印象に残る合コンだったかも。
全員が探偵と嘘をついていて、合コンをセッティングした私の友達だけが編集者だと知っていた。その友達が私と隣の編集者に「最近、どういう人と仕事で会った?」と質問に「有名芸能人の乱交パーティをセッティングしているAV女優」と答えるわけにもいかず、さらに編集者に対して「取材で印象に残った取材ってある?」との質問にはその編集者も「一番最初にした取材が、都内最高齢風俗嬢とヤるっていう取材で、探し出した風俗嬢は鴬谷の風俗嬢でプロフィールが72歳だったけど、実年齢は76歳で4つサバ読んでたわ。テクはまんざらでもなかったっすよ。」と答えるわけにもいかず、適当に答えている編集者を見て、実際の話を知っている私は隣でゲラゲラ笑い転げていた。
その編集者が「最近、誕生日だったんすよ。」というと、女性から「何してたの?」と聞かれてて、無難に答えてたけど、実際は誕生日の前日からゴールデン街で飲んでて、先輩に痴女ナイトするハプ○○○バーが近くにあると言われ、明日誕生日だからおごってやると言われ、そこで数人の男と一緒に裸にされ、ち○こ以外をラップでぐるぐるまきにされる。そこに裸の女性がたくさん出てきて、しゃぶられることになるのだけど、その人のところにはなぜか女装した男性が来てしゃぶることになり、ラップでぐるぐるまきにされているので、手も足も出せず、なすがままに。そのまま、日付が変わり誕生日。誕生日当日は知り合いになった人が女装子のエロビデオの撮影をするということで、現場見学。そこでも「おまえ、男優やれ」といわれ、カツラをかぶった不細工なおっちゃんにまたもやち○こをなめられるというハチャメチャな誕生日を送ったというのは初対面の女性にはまさか言えるはずもない。
この合コンはホントある意味でおもしろかった。
他にも色々な話はありすぎるけど、話始めるときりがない。最近、謝罪で坊主にするのが流行っているらしいけど、この雑誌の編集長も含め、5人中4人の編集者が謝罪で坊主になっている時を見たことがある。
「最近、おもしろかったことあるっすか?」と聞くと、「いや〜、特に」と答えた後、数分後に「そういうとパナウェーブ研究所に行ってきたっすよ」といった感じで、パナウェーブ研究所に行ったことがたいしたことではないらしい。
私はこの方達を先生と呼んでます。この人達はホントすごい。
そういうリアルなおもしろい出版社の編集者を知っているだけにこの本の内容が普通と思えてくる。このエロスとヴァイオレンスを普通と思う私がちょっと変わっているかもしれないが。テンポは良くすいすい読めてしまう。エロやヴァイオレンスの描写も多々あるがまぁ平凡。やっている内容が奇をてらっているかもしれないけど、リアリティとしてさらにドキツいエロの話を聞いている私としてはよくある話かなと思ってしまう。ここでは本当に書けないけど、この前も話を聞いていて、あぁそうやって人が死ぬんだぁと思ってしまった。
エロの描写とかに特徴があればよいけど、ヘンリー・ミラーとかジャン・ジュネとか好きなだけにそれと否が応でも比べてしまう。村上龍の「限りなく透明に近いブルー」や花村萬月の「ゲルマニウムの夜」のエロやヴァイオレンス描写の方がまだ全然よかった。
ということで、この本を読むぐらいならば、私とその編集者達と一緒に飲んだ方が絶対に面白いと思います!!
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アキ
at 2013-02-07 16:56
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まぁ、否定は誰にでも簡単にできるからなぁ・・・。
0
Commented
by
daisukeozaki at 2013-02-07 18:46
by daisukeozaki
| 2013-02-01 21:36
| 本
|
Comments(2)