「捧げる 灰野敬二の世界」 灰野敬二 他
2013年 02月 27日
「捧げる 灰野敬二の世界」 灰野敬二 他
現代音楽のカリスマ的ミュージシャンのドキュメンタリー本というか、インタビューとディスコグラフィの本。
音楽は全く疎く、灰野敬二とかボアダムズとか名前は聞くので、少し音楽も聴いたことあるが、全く良さは分からず。
そういう状態なので、ジム・オルーク、佐々木敦、後飯塚僚の三名と灰野敬二がそれぞれ対談しているのだが、ジム・オルークとの対談で出てくる固有名詞の約9割が全く分からなかった。
もの作りをやっているものとしては佐々木敦の対談がおもしろいかも。
灰野敬二の話で興味深かったのは二つあり、一つは人間だけが他の動物と違って芸術活動をしているのではないか、ということ。有用性を考えれば、芸術なんてなくていいのに、なぜ人間は行い続けるのかという疑問。
あと、芸術家でなく、魔術師になりたいと言っている点。芸術家は自分作品の起因を説明しなければいけないのに対し、魔術師はその起因を「ステッキをふっただけ」と答えればすむから。同じようなことを確かコクトーも言っていたと思う。
後飯塚僚との対談の所で写真集「無」の被写体にもなった工藤さんの名前も出てきて、よくよく調べてみると工藤さんと灰野敬二が昔、共演をしていたという事実を知り、なんか繋がってるなぁと思う本でした。
現代音楽のカリスマ的ミュージシャンのドキュメンタリー本というか、インタビューとディスコグラフィの本。
音楽は全く疎く、灰野敬二とかボアダムズとか名前は聞くので、少し音楽も聴いたことあるが、全く良さは分からず。
そういう状態なので、ジム・オルーク、佐々木敦、後飯塚僚の三名と灰野敬二がそれぞれ対談しているのだが、ジム・オルークとの対談で出てくる固有名詞の約9割が全く分からなかった。
もの作りをやっているものとしては佐々木敦の対談がおもしろいかも。
灰野敬二の話で興味深かったのは二つあり、一つは人間だけが他の動物と違って芸術活動をしているのではないか、ということ。有用性を考えれば、芸術なんてなくていいのに、なぜ人間は行い続けるのかという疑問。
あと、芸術家でなく、魔術師になりたいと言っている点。芸術家は自分作品の起因を説明しなければいけないのに対し、魔術師はその起因を「ステッキをふっただけ」と答えればすむから。同じようなことを確かコクトーも言っていたと思う。
後飯塚僚との対談の所で写真集「無」の被写体にもなった工藤さんの名前も出てきて、よくよく調べてみると工藤さんと灰野敬二が昔、共演をしていたという事実を知り、なんか繋がってるなぁと思う本でした。
by daisukeozaki
| 2013-02-27 12:54
| 本
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