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写真家・尾崎大輔のblog


by daisukeozaki
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盲導犬使用者の会での写真教室

先日の盲導犬使用者の会での写真教室、すぐに介助者などのお手伝いに声をあげていただいてありがとうございます。
おかげさまで12匹のワンちゃんと共に無事に写真教室を終えることができました。
本当にありがとうございました。
今回は写真とは少し関係のない感想を書かせていただきます。
私自体がこの盲導犬使用者の会で写真教室をするのが2回目なのですが、多数のワンちゃん達と一緒にやるときにまず色々と考慮しないといけないことがあります。
一番大きいポイントが場所の確保です。特に終わった後の飲み会の場所の確保は結構大変です。
講評会で使用しているのは市や区が運営している施設なので、そこで断られることはないのですが、飲み会の一般的なお店の場合は予約の段階で盲導犬が何匹かいますといると大体断られます。
そこで私の写真教室にも大体盲導犬ユーザーの方が参加されるので、そこでわかったことはまず予約の段階で人数を多めに見積もって予約を取る。しかも出来るだけ大手チェーンのお店に行く。
本当に申し訳ない部分はあるのですが、大手チャーンで盲導犬がいるからと断ってしまうとその会社の社会的信用の部分もあり、店長さんクラスでは判断できないため、ほとんどの確率で入れてもらえます。どんなにいい盲導犬でもユーザーのご主人様が例えばトイレに立ってしまった場合、ご主人様が居なくなったと思ってそわそわしてしまうワンちゃんもかなりいます。そういったことも考えるとお店の方の気持ちも本当にわかりますし、ただ断られる側の視覚障害者の方の気持ちもわかりますし、本当に難しいところです。あと、座敷席ではなく、テーブル席の方がいいです。
飲み会で聞いたのですが、盲導犬ユーザーさんでレストランかどこかで、「盲導犬同伴だと他のお客様の迷惑になるので」と断られそうになったところ、お店に来ていたお客さんから「私は全く迷惑ではないですけど」と、店員さんに言ってくれた方がいて、すごくうれしかったということです。

街で視覚障害者の方を見かけることは時々あるかと思いますが、盲導犬ユーザーの方を見かけることは本当に少ないと思います。
それぐらいユーザーさんの方は少ないのだと話を聞きました。ある市では人口が何十万のに盲導犬ユーザーも方は1人しかいないと言っていました。芸能人がお店に来るよりも盲導犬ユーザーさんが来る可能性は低いと思います。
お互いが少し気遣いをすればまったく問題ないと思います。

もし盲導犬ユーザーさん達の何か会を主催されることがあるならば、簡単なノウハウはありますので、気軽にご相談ください!!

誰でも参加できる次回の写真教室は4月を予定しています。


盲導犬使用者の会での写真教室_d0170694_16371104.jpg


by daisukeozaki | 2016-12-02 16:38 | Comments(0)