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写真家・尾崎大輔のblog


by daisukeozaki
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2012年 05月 29日 ( 1 )

ライターの須永さんの紹介で、本日鑑賞。

僕にとってはかなり良い映画でした。
イ・チャンドンの「ポエトリー」で助監督を務め、監督・主演・脚本・製作をこなしているので、ヤン・イクチュンの「息もできない」みたいなマルチな才能のある方が作った作品。

今年観た「哀しき獣」もそうだけど、韓国の国内問題である脱北者や朝鮮族の問題などが根底にある映画で、結構ドキュメンタリーっぽい感じで時間が流れていく。ただし、ドキュメンタリー映画のように説明的な台詞などはほとんどなく、主人公の台詞自体もかなり少ないと思う。
結構キリスト教に関する描写が多すぎる感があるが、イ・チャンドンの「シークレット・サンシャイン」でもそうだけど、キリスト教の信仰が多い韓国での宗教のもつ矛盾も映画の中では描けていると思う。神を信仰しているからといって、それによって善悪の判断できるわけではないし、ネタばれになるけど、結局は奪ったお金でいい服買って神への賛美歌を歌うという矛盾。こういう宗教ネタを出されると自分は弱いっす。

最後の終わり方も説明的ではなく、ひとつのイニシエーションかなとも思える終わり方で良かった。

お勧めです。

見終わった後、僕のよく参考にしている方とムサン日記の話をした時、その人はあんまりだったと言っていたので、人によってはあんまりかもしれないっす。
by daisukeozaki | 2012-05-29 22:03 | 映画 | Comments(0)