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[ 2016-10 -21 10:14 ]
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少し遅くなりましたが、10月10日の写真教室にご参加いただいた方ありがとうございます!!
報告と感想を少し書かせてもらいます。
今回思ったのが、前回からアイフォンで撮影されている方が増えているよう気がしたので、横でちょこちょこ機能などを見ていたのですが、本当にすごい機械だなと思いました。間違いはあるにしてもアプリで結構音声で説明したり、これならば慣れると簡単に写真を撮れるようになるなとかなり感じました。
これもどんどん進化していくと思うので、視覚に障害があっても普通に写真を撮ったり、目の前のものを機械によって一人で認識できるのもそう遠くないだろうなと思いました。
一方で難しいなと思ったのは凹凸の立体写真の作成です。
凹凸にする前にパソコンで加工作業を行うのですが、この加工作業が結構手間が取られてしまって大変なので、何か簡単にできるプログラムみたいなものはないのかなと思っていました。ただ、このアイフォンなどのアプリをみているとこの簡素化する作業ははやり一人一人の話をきちんと聞かないとできない作業なんだろうと思いました。
写真の場合、その画面に一番大きく写っているものが必ずしも最重要なものではない場合があります。それは各個人によって大きく異なりますし、そういったものを把握した上でどの部分を残すかなど考え、凹凸の加工をしています。
それは機械のように簡単に優先順位を出せるようなことではないんだろうなと思いました。
例えば、子供時代の昔の写真を凹凸にしたいといった場合、後ろに小さく写っている「木」などがその人にとってすごく重要なものになる場合があります。重要でない場合などは情報を簡素化するために凹凸にする段階で消してしまう場合もありますが、そういった判断は直接話を聞かない事にはなかなか難しかったりします。
ただ、そういった面倒くさい個人間のやりとりがこの視覚障害者と一緒に楽しむ写真教室の楽しみでもあり、何かしら写真の本質みたいなものに関わっている事のようにも思います。
まだ参加されたことがない方も気軽に参加できる教室ですので、一度参加してみてください。次回は来年の春を予定しています。
写真は参加者が撮影した渋沢栄一の記念館です。

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by daisukeozaki
| 2016-10-21 10:14
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