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写真家・尾崎大輔のblog


by daisukeozaki
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1つの物事を追求する人

今日の撮影は夕方からなので、それまで家でくつろぎ中。
よく時間がある時に新宿のジュンク堂で座り読みをしているのだが、この前座り読みしていて見つけた興味深いエピソードを一つ。

福沢諭吉はかなりの勉強家だったのだが、ある日風邪をひいて横になろうとした時に枕がなかった。いくら探してもないので考えてみたら、1年半近く寝る時も机で寝ていたので枕などは使わなかったことに気づいた。

自分も曲がりなりにも写真を続けているので、以前に紹介した「奇跡のりんご」の木村さんとか一つのことを追求できる人にホント憧れる。
# by daisukeozaki | 2010-10-06 12:51 | Comments(0)

おススメ映画

キャタピラーを見てから、なぜか映画熱が沸騰し、立て続けに5本ぐらい以前から勧められていた映画をDVDで鑑賞。
その中でさっき見終わったもので、おススメと思う1本を。

2、3年前の韓国映画で「シークレット サンシャイン」。
あらすじを簡単に言うと、ある町に引っ越してきた親子の身に事件が起こると言ったぐらいしかネタばれするので話せないです。
テーマは宗教、神は人を救えるのか?とまた壮大なテーマ。だいたいこういうテーマを扱うと失敗してしまうケースが多い中、これはかなり巧くいっている映画と思う。
遠藤周作が好きな人や私の写真などに興味のある方は是非是非見てみて下さい。
他にもおススメ映画はありますが、小出ししていきます。

ちなみに宇多丸の2008年シネマハスラーランキングの1位でした。
おススメです。(宇多丸調。)
# by daisukeozaki | 2010-10-03 23:42 | Comments(0)

霊長類と人間の違い

昨日、飲み屋で友達としゃべっていて、映画の話題になり、そのまま最近ある編集者に紹介してもらった「ヤノマミ」というドキュメンタリーの話となった。ちなみにまだ「ヤノマミ」をきちんと見れてない・・・。

予告を見る限り、アマゾン奥地に住むある原住民族を150日間撮影したドキュメンタリーなのだが、その民族のコミュニテーにおいては私たちのような社会の倫理、道徳観とは全くちがった価値観で生活している。例えば、予告編で見てもわかるのだが、子どもが生まれた時に、母親がその子を精霊にするのか、人間として育てるのかを決め、仮に精霊にすると決めたなら、生きたまま白蟻の巣に入れて殺してしまう。所謂、子殺しなどの風習も残っている社会なのである。

以前、平田オリザの青年団を見た時に、チンパンジーかボノボか忘れてしまったが、共同体において子殺しを行う話も含まれていて、人間と霊長類を分けるその分岐点はなんなのか気になってはいた。

それで、昨日の飲み屋で友達にその違い、何なの?と聞かれ、わからなかったので本日ちょっと調べてみた。

人間と霊長類の違いは墓を作ることらしい。それは現在生きている自分達と死者を区別するということではなく、死者とコミュニケーションをとろうとする点で違っているという。
まぁ、単純に耳学問なので、真偽は不明だが・・・。
# by daisukeozaki | 2010-10-01 19:55 | Comments(0)

共同体

昨今言われているのが、日本で昔からあった共同体というものが崩壊しているということ。
東京に住んで早10年近くたつが、隣の部屋の人と結構しゃべるぐらいの関係になったのは1番最初に住んだところでぐらいで、今のところなどは女性が住んでいるということを知っているだけで、他は何も知らない。
たぶん同じように東京に賃貸で住んでいる人はほとんど同じであろう。

先日、内田樹の文章を読んでいてごもっともと思ったことを一つ。
ニュースでネットカフェ難民が取材を受けていて、「このネットカフェには私と同じような状況で毎日ここで泊まっている人が20人ぐらいいると思います。」と答えていて驚いたらしい。
そんなことを知っているならば、その何人かで話あって部屋を借りた方が絶対いい決まっているということ。
同じような環境の人がいると思って安心してしまい、次のコミュニケーションの一歩がなかなかできないのが現状なのであろう。
# by daisukeozaki | 2010-09-22 18:56 | Comments(0)

見方と見ること

読書が好きで、かなり偏ったというか、最近は自分自身がブラッシュアップされるような本ばかりが目立つ。
世の中の見方でこういう見方もありますよと提示してもらえるたぐいのものだ。
ある人から聞いた話ではあるが、目が見えなく、両手の感覚もないハンセン病の患者の方がいて、その人は舌でなめるようにして点字の本を読んでいくという。何かを知りたいと欲求は一生続くのであろう。

ただ、一応写真をやっている人間なので、本は見方の提示以上とは考えていない。
ロラン・バルトも言うように、写真を撮ることに重要なのはあくまでもその撮るべき対象の目の前に立つこと、見ることである。
実際、目の前に立ってファインダー越しに相手を見ることでどれだけ多くのことを学んできたか。
# by daisukeozaki | 2010-09-18 21:46 | Comments(0)